2016.11.8 icon-refresh2016.11.9 イベントネタ hotate99
博多駅前で突如発生した道路陥没事故。
けが人はなかったものの、博多駅周辺では 停電や断水が相次ぎ、ガスの供給も止まるなど
多くの人が不安な時間を過ごしているようです。
そんな中、福岡市の市長である高島市長の
行動に賞賛の声が集まっています。
過去の災害時にも、他に例をみない素早い行動で
評判を高めた高島市長について調べてみました。
福岡市長・高島宗一郎氏のプロフィール
高島宗一郎(たかしま そういちろう) 生年月日:1974年11月1日(41歳) 出身:大分県大分市 学歴: 獨協大学法学部 前職:九州朝日放送アナウンサー 所属:無所属 親族:倉田安雄(祖父)
父は大分放送の元アナウンサー、母方の祖父は元豊後高田市長、
さらに親戚には元日本テレビアナウンサーという家庭に生まれ育った高島市長。
高島市長自身は獨協大学卒業後、
九州朝日放送のアナウンサーとして活躍します。
高島宗一郎さんがアナウンサーを目指したのは 無類のプロレスファンでどうしても
プロレス実況をしたい!という熱い理由だったそうです。
その後ワールドプロレスリング実況アナウンサー
となり見事に夢を叶えた高島市長。
通常、ワールドプロレスリングの実況は
キー局のアナウンサーが務めるのが慣例であり、
地方局のアナウンサーが務めることは異例中の異例だったそうです。
またアサデスというKBCテレビの朝の情報番組で メインキャスターを務め、
九州の方たちにとっては「朝のおなじみの顔」となりました。
2009年には政治を学ぶため、
社会人入試により九州大学大学院法学部に入学。
そして2010年、当時現職の吉田宏市長を 約65,000票という大差で破り、
福岡市長としては史上最年少の36歳で初当選を果たした高島市長。
2014年には史上最多得票で再選し、現在2期目を務めています。
そんな高島市長、市民からの評判は非常に高く、信頼を集めています。
というのも、災害時や非常事態が起こった時の 高島市長の行動の迅速さ・的確さが 他に類をみないほど素晴らしいもので、
今では福岡市民だけでなく全国民から注目されるようになりました。
熊本地震ではSNSを活用し的確な支援を呼びかけ
2016年4月に発生した熊本地震で、
いち早く支援をスタートしたのは福岡市。
高島市長は熊本地震発生のわずか51分後から、
自身のフェイスブックで福岡市の対応を続々と投稿しました。
続報 ヘリは熊本側で着陸受け入れ困難のため、急遽全て陸上部隊で派遣しました。福岡市消防は熊本県庁で知事をサポートします。毛布や支援物資確認済み。給水支援も準備しています。お隣の熊本ですから市民の皆さんの中にも大切な親族や友人がいらっしゃる方も多いと思いますが、福岡市をあげて全力で熊本県をサポートしますので、冷静に行動されてください。引用元:高島宗一郎フェイスブック
一度の投稿ではなく「続報」といった形で、
福岡市民に向けリアルタイムに市の活動状況をシェアし 安心感を与えるとともに、
パニックを起こさないよう冷静に呼びかけを行っていました。
さらに高島市長の行動で賞賛されたのが、 過度な支援などで区役所や熊本県側が混乱
しないよう支援物資に対して行った以下の呼びかけです。
支援物資については現在ニーズと現地の受け入れ態勢を調査中ですが、福岡市でも多くの食料や毛布、おむつなどの備蓄品をスタンバイさせています。東日本大震災の時にも多くの市民の皆さんが善意を届けたいという思いを届けていただきましたが、もし市民の皆さんのお力が必要な時には、何をどこに持ってきてほしいと、こちらからハッキリお願いをしますので、その後に行動をしてください。現時点で区役所などに直接物資などを持ち込むと逆に混乱しますので、控えてください。引用元:同上
高島市長は
「被災した自治体に負担をかけない自己完結型支援。
私はこの災害支援方法の確立にチャレンジしたい」
と語り、実際に被災地の熊本から必要とされてる 6種類の支援物資に限定し、どこよりも速く、 本当に必要とされている支援物資を、 被災地に負担にならないように送り届ける、
という災害支援を実現しました。
博多駅前の道路陥没事故では危機管理能力の高さを発揮
そして今回発生した博多駅前の道路陥没事故。
縦横30メートル、深さ15mという巨大な 道路陥没事故だったのにも関わらず、
けが人は0という奇跡的な状況ですが、
実はこれも偶然ではなくこの裏にも福岡市の迅速な対応がありました。
まずは出水が起こり、即工事を中断し
博多署に通報、交通規制を要請した現場。
それに対して博多署はすぐに現場の交通規制を実施、
その5分後に道路陥没事故が発生。
福岡市の高島市長は午前中に避難勧告を発令し避難所も設置。
またすぐさま会見を開き、原因究明と再発防止について触れています。
工事現場と博多警察署の迅速な対応に加え、
福岡市の危機管理能力の高さに評判が高まっています。
交通規制が無かったらどのような規模の被害に
なっていたか…考えるだけでもゾッとしますね。
また高島市長は今回もフェイスブックなど
SNSを活用して、迅速な情報発信を行っています。
特に一般の市民が疑問に思うであろうことを、 福岡市長として高島市長が代表して専門家に質問、
その回答をシェアする、といった形で市民の不安を解消する発信が印象的でした。
高島市長の評判が高い理由
こういった高島市長の行動に対してSNS上では賞賛の声が溢れています。
本当福岡市長は住民目線だ、知りたくてもテレビや新聞では事故の派手さ等ばかりで話にならんところ、市長が自分のSNSでどんどん発信する。地方自治体のトップがみんな高島市長みたいになったらだいぶ安心して暮らせそうだなあ
— hanzel(1103) (@hanzel358) November 8, 2016
陥没事故、水は溜まってるんじゃなくて溜めたのね
高島市長の情報発信の早いことhttps://t.co/sEn3SfhRHX— ★@むねたいら (@cabaret531) November 8, 2016
Facebookの高島市長の対応がパーフェクトすぎて尊敬‥‥‥‥
— むかえ たいちろう (@oneokse) November 8, 2016
高島市長は以前自身のフェイスブックでこのように述べています。
自分が住む市や県の首長がSNSを使える首長かそうでないか。
平時にはほとんど関係ないけど、有事になればみんなが正確な情報を求めて混乱するので、これから住民の安心にとってさらに大きな差になるかもしれませんね。私自身、今回とても学ばせて頂きました。引用元:高島宗一郎フェイスブック
災害や事故が発生した直後は、状況を把握しようと
皆が正確で新しい情報を得ようと必死になります。
福岡市長という行政のトップである、 高島市長が高島市長自身の言葉で発信する、
これが一番信頼できる情報源になることは間違いありません。
市民の知りたい欲求を正しく理解し、素早く発信する。
それこそが高島市長の評判を、
ここまで高めている一番の理由であることは間違いありません。
もちろん、アナウンサー出身ですから
一般市民に対してとてもわかり易い言葉で発信をしていることもあるでしょう。
事故が起こってしまった事自体は許されるべき ことではありませんが、それでもこのように
市民の目線に立ち自ら行動し発信する、
高島市長のこういった姿は、今の日本行政トップに
一番求められている資質なのではないでしょうか。