空飛ぶクルマ国産目指す社「空からの救急も発達していく」万博の事業者4グループ決定(2023年2月21日)

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大阪・関西万博の目玉の1つである「空飛ぶクルマ」の事業者が決定しました。

 2月17日に国内で初めてとなる屋外での有人飛行に成功した空飛ぶクルマ。大分市内の上空30mをゆっくりと周遊し、次世代の乗り物を印象付けました。

 そんな中、2025年日本国際博覧会協会は2月21日、2025年開催の大阪・関西万博で実用化を目指す空飛ぶクルマの運航事業者を発表。12グループの応募の中から、『ANAホールディングス』『JAL』『丸紅』『スカイドライブ』の4グループを選定しました。

 (2025年日本国際博覧会協会 石毛博行事務総長)
 「まさに未来のモビリティーであります。今回の万博では、日本で初めての空飛ぶクルマ事業の実現を目指しています。100年に1度と言われる新たな空の移動革命を2025年の大阪・関西万博で一緒に実現していく」

 協会によりますと、各グループとも全てパイロットが運転する想定で、▼ANAホールディングスは定員5人でアメリカ・ジョビー・アビエーション社、▼JALは定員2人でドイツ・ボロコプター社、▼丸紅は定員5人でイギリスのヴァーティカル・エアロスペース社の機体を用いての運航となるということです。

 世界で熾烈な開発競争が展開されている空飛ぶクルマ。エンジンではなくドローンのように電動で空を飛ぶことができて、垂直に離着陸するのが特徴です。

 今回唯一国産で機体を開発する愛知県のベンチャー企業「スカイドライブ」。エンジニアなど300人以上を世界各地から招き、約5年にわたって開発中で、目指すは定員2人・時速約100km・航続距離5~10kmの機体です。移動手段となるのはもちろん、災害や救急現場での活用も見据えています。

 (スカイドライブ 大石梨紗さん)
 「今、救急ヘリというのがあると思うんですけれども、メンテナンスコストもたぶん今よりも低く抑えて、もっと空からの救急というのが発達していく、ということも考えています」

 空飛ぶクルマの実現に向けては、操縦や整備のライセンス、また機体の装備品など、新たな制度が必要となりますが、国土交通省は今年3月末までに制度整備の方向性を示したい、とした上で次のように述べました。

 (国土交通省 久保田雅晴航空局長)
 「最終的には来年3月末までには全ての制度整備を完了したい。(万博後は)この新しい形態が日本で根付くように環境整備を図っていきたいというふうに思っております」

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