年末商戦 巣ごもり需要で家電に人気も半導体不足で一部に品薄感（静岡県）

　浜松市中区にある家電量販店は、年末商戦のまっただ中です。
＜コジマ×ビックカメラ浜松店　蒔山直孝店長代理＞「大型テレビの需要が非常に高まっています。巣ごもり（需要）とか北京オリンピックが控えている中でやはり需要は上がっています」
　新型コロナの感染拡大がいったん落ち着きを見せたものの、オミクロン株の広がりで「巣ごもり需要」が続いています。
＜コジマ×ビックカメラ浜松店　蒔山直孝店長代理＞「こちらのテレビはバックライトを小さくすることにより、光をより細かく動かすことができ、広い色表現ができるようになりました」
　有機ELテレビは大画面で楽しめる鮮やかな色とダイナミックな映像が人気です。
＜コジマ×ビックカメラ浜松店　蒔山直孝店長代理＞「オリンピック（観戦）や映画を見るのがおすすめ」
　年末商戦の時期は家電製品の値段が全体的に下がります。そこで買い替えの相談が多いのが冷蔵庫です。
＜コジマ×ビックカメラ浜松店　蒔山直孝店長代理＞「こちらの500リッターの大型冷蔵庫が人気です。野菜室と冷凍室が全開するんです。これが見やすくて出し入れがしやすいというところで人気。巣ごもりというところもあるのかもしれないですが、やはり買いだめ需要というところで、今の冷蔵庫が小さくてあまり入らないので、大型を選ぶお客様が多い」
　さらに、家でご飯を食べる人が増えたことからスイッチひとつで料理が作れる「ほったらかし家電」が売れています。
＜コジマ×ビックカメラ浜松店　蒔山直孝店長代理＞「これを使うことによって、自分の時間が作れるので、家族との大切な時間やお子さんと遊ぶ時間などが作れるのが売れている理由のひとつ」
　半年ほど前から、売り上げが約2倍に増えています。一方、心配なのが世界的な「半導体不足」です。年賀状を印刷するこの時期、最も売れるプリンターやカメラなど一部の商品で納期が遅れています。
＜コジマ×ビックカメラ浜松店　蒔山直孝店長代理＞「在庫のある新商品や金額の高いプリンターをおすすめしている。あきらめて帰る方もいるし、高い物を買っていかれる方もいる」
　例年、年末商戦の時期は店全体の売り上げが他の時期と比べて約1.5倍になるといいます。「巣ごもり需要」の買い物客を取り込みながら「半導体不足」の解消がいつになるのか気をもんでいます。
#オレンジ６　＃おれんじ　12月17日放送