小中学校に通う子どもの学習費の総額が過去最多となったことが文部科学省の調査でわかりました。
文部科学省は、子どもを幼稚園から高等学校に通学させている保護者を対象に「子どもの学習費調査」を2年に一度実施しています。
2021年度、学校の学費や塾、習い事などの学習費の総額を調べたところ、公立の小学校でおよそ35万円、私立の小学校でおよそ167万円など公・私立の小中学校で過去最高になったということです。
塾や習い事などの学校外活動費が増加したことが要因の一つで、支出した平均額は公立の小学校でおよそ25万円、私立の小学校でおよそ66万円でした。
また、学習費の総額について幼稚園から高校までの15年間、すべて私立に通った場合の平均額はおよそ1838万円で、すべて公立に通った場合のおよそ574万円と比べると私立の方がおよそ3.2倍高くなっています。
文部科学省は「引き続き教育費の負担軽減に取り組んでいきたい」としています。
(2022年12月22日放送)
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