来年春に北陸新幹線が敦賀まで延伸します。ルートは石川県の金沢から小松、加賀温泉を通り、福井県は芦原温泉など3つの駅を通って終着駅は敦賀駅となります。この敦賀駅には「日本一」のものがたくさんありました。
北陸新幹線の敦賀開業まであと1年あまり。終着駅となる敦賀駅の全貌が明らかになりました。その高さは整備新幹線の駅で日本一となるおよそ37メートル。12階建てのビルに相当します。
新しく作られた敦賀駅は1階に在来線ホーム、2階に乗り換えコンコース、そして3階は新幹線ホームとなっています。
取材班がまず案内されたのは3階の新幹線ホームです。ホームは2面あり最大4つの新幹線が停車できます。全長はおよそ300メートルと金沢駅と同じくらいの長さです。ここの見所は…。
(リポート)
「ホームの向こう敦賀湾が見えます」
天気が良い日は北陸のハワイとも呼ばれる「水島」を眺めることができます。
担当者:
「ホームは木風のタイルを貼って船のデッキの上にいるようなイメージになります」
敦賀駅の内装デザインは「港町」がコンセプト。待合室は船をイメージしています。
敦賀駅の工事は1月末時点で83パーセントが完成。今は床の内装やレールをつなぐ部分をすべて同じ高さに微調整する工事が進められています。
そして次に向かったのは2階。敦賀駅にとって重要な部分です。
これまで金沢駅から大阪や名古屋方面に向かう場合、特急1本で行くことができました。しかし新幹線が敦賀まで開業する来年春からは敦賀駅で新幹線からJRの特急列車に乗り換えが必要になります。
担当者:
(乗り換えが増えるということになりますが、広いコンコースになっていますし、19通路あってスムーズに上下で乗り換えができると思います」
そのため敦賀駅に設置されたエスカレーターやエレベーターの数はあわせて32台。これも整備新幹線の駅で日本一の数となっています。
同じ駅の中で乗り換えるため所要時間は5分程度。新幹線が敦賀まで開通すれば金沢から大阪までの所要時間は30分ほど短縮される見込みです。
担当者:
「敦賀市内どこからでも見える非常に大きな駅になっているので、敦賀の皆さんにも愛される駅になればと思います」
敦賀駅が全て完成するのは今年の秋ごろだということです。
石川さんLiveNewsイット https://www.ishikawa-tv.com/minnano_news/
(2023年2月17日放送)
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