ゴッホの「ひまわり」をめぐり、所有するSOMPOホールディングスを提訴。
SOMPO美術館所蔵の「ひまわり」について、2022年12月、アメリカの裁判所に出された訴状によると、原告の親族であるユダヤ系ドイツ人が1930年代に所有していたもので、ナチスに強制的に売却させられたとしている。
「ひまわり」はその後、1987年に競売にかけられたが、原告は、損保ジャパンの前身の1つである旧安田火災が、出元を「無視」して落札したと主張していて、絵画の返還と、およそ990億円の損害賠償を求めている。
SOMPOホールディングスは「訴状を受け取っていない」としたうえで、「いかなる不正の申し立ても拒否し、『ひまわり』の所有権を守っていく」とコメントしている。
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