明石家さんま、木村拓哉の長女・Cocomiに「親の顔が見たいわ」の突っ込み　「漁港の肉子ちゃん」報告会

　木村拓哉さんと工藤静香さんの長女で、モデル、フルート奏者のCocomiさんが5月26日、東京都内で行われた劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」（渡辺歩監督、6月11日公開）の完成報告会に、同作を企画・プロデュースしたお笑いタレントの明石家さんまさんらと登場した。今作が声優初挑戦で、主人公・肉子ちゃんの娘・キクコの声を演じるCocomiさんは、作品の感想を聞かれて「絵もキレイで……（アニメを製作した）STUDIO4℃さんの作品、もともとすごい好きなんですよ」と明かすと、すかさずさんまさんが「君、世渡りもうまいね。親の顔が見たいわ！」とツッコミ。Cocomiさんも「何を言おうとしていたか（忘れた）……」と苦笑いを浮かべていた。

　Cocomiさんは冒頭、今作について「神秘的な美しさと、ハートウォーミングな作品です。ちょっと落ち込んでいる……（人に）見ていただけたらうれしいです」と魅力を説明。そのやや緊張気味な様子を見て、さんまさんが「こういう場でコメントするのは人生で初めてなんで、今みたいな形になりましたけど、本当はもう少し力のある子です」とフォローする一幕も。また、Cocomiさんは家族で0号試写を見に行ったと明かし、「家族で見にいったんですけど……隣に妹がいて。おばあちゃんも母親も、見た後に、目が充血している、みたいな（笑い）。みんな泣いて。私も普段泣かないんですけど涙を流してしまいました」と照れ笑いで明かしていた。

　完成報告会には主人公・肉子ちゃんの声を務める女優の大竹しのぶさん、キクコの同級生・二宮を演じる声優の花江夏樹さん、渡辺監督も出席。主題歌「イメージの詩」の歌唱を担当した子役・稲垣来泉さんも登場した。
　
　「漁港の肉子ちゃん」は、直木賞作家の西加奈子さんの小説が原作。漁港の船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描く。アニメは「海獣の子供」などの渡辺さんが監督を務め、「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」などのSTUDIO4℃が製作する。主人公・肉子ちゃんを大竹さんが演じることも話題となっている。この日のイベントで、第45回アヌシー国際アニメーション映画祭への上映が決定したことも明かされた。