“日の丸連合”液晶パネル「ジャパンディスプレイ」が中国企業と連携 半導体も…海外勢に頼らざる得ない窮状|TBS NEWS DIG

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最先端技術の分野で日本企業が結集して、いくつもの“日の丸連合”が誕生してきましたが、いま新たな生き残り策が求められています。

「日本企業が力を合わせれば世界一をとれる」経産省が旗を振り、誕生した日の丸連合の多くが経営難に陥り、一緒になっただけでは勝てない現実に直面しています。

液晶パネルメーカーの「ジャパンディスプレイ」は、2012年にソニーと東芝、日立のディスプレー事業が統合した“日の丸連合”です。

しかし、中国メーカーとの価格競争で8年連続、最終赤字に。生き残りをかけて選んだのは、中国企業に頼ること。

きのう、虎の子の有機EL量産技術の供与を発表しました。

ジャパンディスプレイ スコット・キャロン会長CEO
「我々が連続的な赤字会社だったので、必要とする設備投資が不可能だった。小さな投資があった上で大きな利益を得ると、抜本的な事業モデルの改革が必要」

そして、いま経産省が熱い視線を送るのは“日の丸半導体”です。半導体では、日の丸連合「エルピーダメモリ」が2012年に経営破綻。

その失敗を踏まえ、去年、誕生した新会社ラピダスは…

ラピダス 東哲郎会長
「日の丸連合では勝てない」

日本企業8社の出資に加え、最先端技術はアメリカ・IBMを頼ります。

海外勢に対抗するために誕生した日の丸連合ですが、海外勢に頼らなければ復活の道筋をつけられない土俵際まで追い込まれています。

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