海外でオミクロン株「BA.5」に換わって感染が拡大している新たな変異株について、大阪大学の宮坂名誉教授は、免疫から逃れる力が強く、日本でも置き換わる可能性があると指摘しました。
免疫学が専門の大阪大学・宮坂昌之名誉教授は、フランスなどで増加している新型コロナウイルスの変異株「BQ1.1」系統やシンガポールなどで増加する「XBB」系統について、「BA.5」よりも免疫をすり抜ける力が強いという認識を示しました。
大阪大学・宮坂昌之名誉教授:「(日本でも)置き換わる可能性はある。追加接種をきちんとしていれば新しい変異株にもそれなりの反応性がある」
宮坂名誉教授は、海外の流行地域では入院者数が減ってきていることから、新たな変異株は重症化しにくい可能性もあると指摘しています。
また、近く予想される「第8波」について、感染の波を抑えられるかは、コロナの感染とワクチンで得た抗体の両方を持っている「ハイブリッド免疫」を保持している人の割合と、ワクチンの追加接種がどれだけ進むかにかかっているとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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