JR東日本は16日、5月に運行を始める豪華寝台列車「四季島(しきしま)」の車内を発着地となる上野駅(東京都台東区)で公開した。車内は東北など管内各地から厳選した家具や調度品を使った落ち着いた雰囲気で、随所に設けられた大きな窓からは流れる景色が楽しめそうだ。
四季島は10両編成で、客室の他に展望車やダイニングカーなどを備えている。乗客は同駅の専用ホームを通って5号車のラウンジカーから乗降する。木の枝を模した柱や窓が配置され、ブナ材の特注ソファなどが並ぶ。バーカウンターも併設され、好きなときに飲み物やお酒を楽しめるという。
17ある客室は全てスイートタイプ。最高級の「四季島スイート」は車両の高さを生かしたメゾネットで、掘りごたつやひのき風呂が備えられている。室内照明は4段階で調整可能で、車いすでも乗車できるバリアフリー対応の客室も設けられている。
四季島は1~3泊で東北や北海道を周遊する。料金は32万~115万円(1人当たり)で、5~11月のツアーは申し込み倍率が平均4.8倍に達している。
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