仮想通貨投資でトラブルになったTKO木本が復活!今更聞けない事件の詳細とは?

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TKOのメンバーであるお笑いコンビの木本武宏さんが2023年1月23日、東京都内で行われた会見で昨夏に報じられた投資トラブルについて説明し、謝罪しました。木本さんは、投資に関する知識不足などによる「大きな過ち」を認め、自身と相方の木下隆行さんと共にコンビの活動を再開する予定であることを明らかにしました。

不祥事があってから少し時間が経ちましたが、実際に何があったかを忘れている人、覚えていない人も多いのでは無いでしょうか?最近投資や仮想通貨のトラブルが増えてきているため、TKO木本さんに何があったのかを再度振り返っていきたいと思います。

実際に何があった?

2017年に仮想通貨に興味を持った木本さんは、友人に紹介されたFXトレーダーのA氏に投資の相談を行なっていました。そしてその後、このA氏を自身の友人たちに紹介し、木本さんと友人含めた10人は合計1億7千万円をA氏に預け運用を任せることになりました。しかしA氏は約6千万円を返金した後、連絡が取れなくなってしまったのです。

悲劇はそれでは終わりませんでした。1億1千万円の損失に悩んでいた木本さんに、次は後輩B氏が不動産投資の話を持ちかけ損失を取り返そうとしました。B氏も以前A氏に騙されたことがある人だったため、木本さんは簡単に信用してしまったそうです。そして木本さんはまた仲間4人ほどと共に、今度は約5億円をB氏に預けることになりました。しかし、1億6千万円ほどが返ってきた時点で再度連絡が取れなくなってしまったのです。

遅すぎるかもしれませんが、2度同じ事があった時点でようやく自分が詐欺にあった事に気づいたそうです。自分一人だけでなく友人を巻き込んでいたことから、どうしても取り返さなきゃという思いがあったのかもしれません。

現在の状況

この一連の報道があった後、2022年の秋頃にA氏B氏両方から再度連絡があったようで、なんとか現在はお金の返済が始まっているようです。刑事告訴をするかと思いきや、2人からしっかり返済の方針が示されていることから告訴はしないようです。

不祥事が起こった後、木本さんは所属していた事務所を対処し活動を自粛していました。相方の木下さんも以前パワハラ問題を理由に対処しており、今後は二人でフリーとして活動していくと述べています。

投資詐欺に関して

今回木本さんが引っかかってしまった詐欺は典型的な「ポンジ・スキーム」と言われる投資詐欺の形態をとっており、なんと100年前から存在する詐欺形態なんだそうです。ポンジスキームは以下の3点が特徴です。

・利益を分配すると見せかけること

・途中で返済を少額でも行うこと

・周りの友人などを巻き込み、一度に大きな金額が溜まった時点で連絡が取れなくなること

少額でもお金を返そうとする素振りを見せることによって、なんと犯罪として扱うことも難しくなってしまうかなり巧妙な手口なんです。

最近ではインターネット上でこういった詐欺事件も増えており、かなり身近なところでも詐欺師がいると考えてもおかしくありません。新しいオンラインカジノなどでも仮想通貨が使えるようになり、借金を抱えているギャンブラーを狙うような詐欺師もTwitterなどで見かけます。

どれだけ信用している人だとしても裏切られる可能性が0%ではないため、必ず大事な資産などは人に預けないようにする事が無難と言えるでしょう。

まとめ

本記事では、TKO木本さんが被害にあった投資詐欺事件に関し再度何があったのかを振り返ってきました。木本さんはポンジスキームという手法で、2回も騙されて総額約4億円ほどを失った経験があります。テクノロジーが進むとともに犯罪も巧妙化しているため、一般の人でも被害に合うケースが増えていますので、必ず誰かにお金を預けたりするようなことは絶対しないようにしましょう。

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