さいたま市北区に本社を置く自動車部品大手のマレリ、旧・カルソニックカンセイが経営難に陥り、再建に向けて取引先の金融機関に支援を要請していることが、16日までに分かりました。
マレリの金融機関への債務は、あわせて1兆円規模に上るとみられていて、今後は、再建に向けて法的整理手続きによらずに、債権者の協力を得ながら事業再生を図る「事業再生ADR」を活用することを検討しています。
旧・カルソニックカンセイは、かつて日産自動車の子会社でした。
マレリとなった現在も日産自動車とは関係が深く、主な取引先となっていて、日産自動車が経営不振となった影響を大きく受け、業績が低迷しました。
加えて、コロナ禍や半導体不足で、自動車メーカー大手が生産量を減らしたことが追いうちとなりました。
「事業再生ADR」を活用するには、主力取引銀行のほか、全ての取引金融機関の同意が必要です。
協議がまとまれば3月上旬にも第三者機関に申請する予定で、事業を継続しながら経営再建を目指します。
マレリは日本をはじめ世界各地に拠点があり、県内では、本庄市や吉見町に生産工場を持っています。
<テレ玉ニュース番組>
https://www.teletama.jp/news_info/index.html
<テレ玉ニュース>
https://www.teletama.jp/news/
<NEWS545再生リスト>
Comments