“核融合”について、日本として初めてまとめる国家戦略の案が28日、示されました。今は、2050年ごろとしている発電の実証時期について、前倒しも視野に、研究開発を加速していくことなどが盛り込まれました。
高市早苗経済安保担当大臣:「しっかりイノベーションを加速できるように、有効な取り組みを推進してまいりたい」
原子核同士を融合させることで、より重い原子核に変え、莫大なエネルギーを発生させる核融合。47億年の間、太陽で熱や光などを生み出し続けているのが、この現象です。温室効果ガスを出さないため、次世代エネルギーの切り札になるともいわれています。
核融合をめぐっては、日本をはじめ、アメリカ、EU、中国など、各国が協力して、フランス南部に巨大な実験施設を建設しています。
その一方で、中国は去年、独自の装置で“プラズマ電流の新記録を達成”と発表。協力の裏には、自国での実用化に向けた、し烈な開発競争が始まっています。
日本は…
量子科学技術研究開発機構那珂研究所・竹永秀信所長:「日本としては、技術も持っているし、これまで核融合研究の先端を走ってきた自負もある。日本が先頭に立って、開発をやっていきたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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